記事のポイント
- セブン-イレブン・ジャパンが新たな商品シリーズ「みらいデリ」を発表
- 植物肉を使ったツナマヨおにぎりやナゲットを発売する
- 発芽えんどう豆由来の植物肉と食肉を配合し、おいしさを追求した
セブン-イレブン・ジャパンは7月11日、新たな商品シリーズ「みらいデリ」を発表した。代替ツナを使用したツナマヨネーズのおにぎり、一部に植物肉を使ったナゲット、植物工場で生産された「工場野菜」を使ったサラダ2種を14日に発売する。環境負荷低減が目的だという。(オルタナ副編集長=吉田広子)

植物肉ベンチャーのDAIZ(熊本市)が開発した発芽えんどう豆由来の植物肉に、味の素の「うまみ」の技術が加わり、セブン-イレブン専用の植物肉が生まれた。
「みらいデリ おにぎりツナマヨネーズ」(税込151.2円)は、発芽えんどう豆が主原料の代替ツナと通常のツナを5対5の割合で使用している。「みらいデリ ナゲット」(税込259.2円)は、植物肉と鶏肉を2対8の割合で使用した。
DAIZの井出剛社長は、「植物肉は食肉の代替ではない。植物肉と食肉を『ハーフ&ハーフ』にすることで、おいしさが保て、多くの人に受け入れられるようになる。そうして植物肉が広がると、トータルで環境負荷低減につながる」と、独自の戦略を説明した。
セブン-イレブン・ジャパンは、「みらいデリ」を「持続可能性が担保された食品原材料を採用した新しい商品シリーズ」と定義する。
セブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長は「これまで経済的な価値を提供し、支持を頂いてきた。これからは人や地域のためにどう役立っていくか、社会的価値の追求が必要だ」と話す。
今後、「みらいデリ」には他カテゴリの商品も順次追加していく予定だ。代替ツナや植物肉、工場野菜の導入によるCO2削減効果は現時点で公開していない。